【資産構築・運用】ドルコスト平均法を復習しよう
グラン・アセット・パートナーズの
杉本でございます。
昨年の10月、株式市場では、
連騰記録となる16連騰という出来事がありました。
記録的に上がるということは、
記録的に下がることもある
これを証明するかのように、
今週は月曜日、火曜日と大きく値を下げる
という出来事がありました。
暗号通貨全体の大暴落と
同じタイミングで起こったので、
これは、世界同時株安などもありうるなと、
水曜日が大きなポイントだったのですが、
株式市場も、暗号通貨市場も下げ止まり
上げ下げ揉み合う展開になっています。
安心させておいて、もう一段落ちる
という展開もあるかとは思いますが、
ひとまずは安心というところでしょうか
このような特徴的な出来事は、
大きく資産を減らすリスクもありますが、
逆に仕込みにはチャンスだったりもします。
本日は、以前ご紹介したことがあります
「ドルコスト平均法」をおさらいして
暴落がチャンスになる側面について
お伝えしてまいります。
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ドルコスト平均法の復習
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値動きのある商品
それは、株でも、金の現物でも、暗号通貨でも
いいのですが、
毎月決まった金額で購入を続けることで、
購入価格を平均化していくという
長い時間をかけて行う積立投資の手法で、
右肩上がりが予想できる相場観のときに
有効な戦法です。
例えば、100万円の余剰資金で、
暗号通貨に参戦するとします。
2017年のように、どの暗号通貨を購入しても
右肩上がりで伸びていった場合
あまり考えることなく
一気に両替してしまえばいいのですが、
今回のような暴落相場のとき、
どこが底値かわからないようなときは、
購入した途端にさらに値段が下がる可能性も
ありますので、
ドルコスト平均法で、
10万円を10回に分けて購入するほうが
最終的に右肩上がりの相場になったときは
一気に購入したときよりも
お得な結果になるというものです。
具体的な数字で例を上げてみると、
1月に1コイン100万円のコインが、
2月 75万円
3月 50万円
4月 75万円
5月 100万円
6月 110万円
7月 100万円
8月 90万円
9月 110万円
10月 120万円
と、上がったり下がったりを繰り返したとします。
1月に1コイン100万円で一気に購入した場合、
1コイン所有で、120万円の価値
20万円の含み益ということになります。
同じ期間で、毎月10万円ずつ分けて購入した場合、
1月 100万円→0.1コイン
2月 75万円 →0.13コイン
3月 50万円→0.2コイン
4月 75万円→0.13コイン
5月 100万円→0.1コイン
6月 110万円→0.091コイン
7月 100万円→0.1コイン
8月 90万円→0.111コイン
9月 110万円→0.091コイン
10月 120万円→0.083コイン
合計すると、1.136コイン購入することができ、
一気に100万円両替して、1コインを保有しているよりも
多く購入することができるのです。
ポイントは、上がったり下がったりしながら、
右肩上がりで相場が伸びるというのがポイント
最後に現金化するときも含めて、
基準となる価格よりも増えているということが
条件にはなりますが、
ドルコスト平均法を実施しているときの暴落は、
同じ金額で購入できるコインが多くなりますので、
暴落がチャンスになるという捉え方もできるというわけです。
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編集後記
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ドルコスト平均法は、
投資の勉強をしだすと、割りと早く知る手法ではありますが、
すべての相場で利益が出る魔法の手法ではなく、
全体的な右肩上がりの市場でなければ、
その効果を最大限発揮することはありません。
右肩下がりの場合は、
含み損を先延ばしにしているだけになりますので、
基準価格をどこに設定するのか?
最後、利確するときは、その基準価格を
上回ったときに利確するということが、
とても大切になります。
資産構築の一つとして、是非お試し下さい。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
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