資産の築き方 〜自身の財務状況を 把握していますか?
これまでご自身の信用情報を
把握する事の重要性について
コラムを綴ってみました。
さて、色々な方とお話していると、
「投資をしたいのだけれども、
なかなか投資のための
種銭をつくる事が出来ない。。」
とのお声を聞きます。
そのような時に、私は決まって
その方がご自身の財務状況を
どれくらい把握しているかを
確認します。
唐突ですが、
あなたは
自身の財務状況を把握していますか?
世の中の会社には
「財務諸表」というものがあり、
大きく分けて、
(1) 貸借対照表 (B/S)
(たいしゃくたいしょうひょう)
(2) 損益計算書 (P/L)
(そんえきけいさんしょ)
の2種類があります。
貸借対照表は
ある時点の資産と負債の状況を
まとめたもので、
損益計算書は
ある期間の収入と支出の状況を
まとめたものです。
会社が財務的に
どのような状況であるのかはこれらの
財務諸表を見れば一目瞭然です。
経営者はこれを元に、
経営をより良くしていくために様々な
経営戦略をうち立てていきます。
これは何も会社に限った事ではありません。
あなた個人の財務諸表を
作ってみる事は、
あなた個人を会社に見立てて、
どのように資産を築いていくかの
道筋を明確にする事が出来ます。
難しい事は抜きにして、
(1) 月にどのくらいの収入があるか?
(2) 月にどのくらいの支出があるか?
(3) 現在、どのくらいの資産があるか?
(4) 現在、どのくらいの負債があるか?
をざっくりとでも良いので把握してみましょう。
(1)と(2)は家計簿で把握している方も多いと思いますが、
実はこれらは損益計算書の要素なのです。
また、(3)と(4)は貸借対照表の要素なのです。
これらを正しく把握する事により、
現在の問題点が理解出来、
問題点に対処する事で財務状況を
改善させる事が出来ます。
まずは現在の(1)〜(4)を把握する事、
これが何よりも自身の資産を築く
第一歩となります。